M1 Mac mini を購入しました

Mac mini (M1, 2020)
Mac mini (M1, 2020)

2018年にMac mini (2018)を購入して、2020年はMac mini (M1, 2020)を購入しました。初物を購入した高揚感は数日で薄れました。薄れたあとのレビューです。Mac mini (Late 2014) も稼働してますので3台目です。ベンチマークを掲載します。数値の意味と仕組みを理解していません。初期値の備忘録です。

System Infomation

スペック

1回目の起動直後の容量

SSDの空き容量

Geekbench スコア

スペック

AmorphousDiskMark スコア

スペック

感想

第一印象は温度です(後述)。Mac mini (2018)は、周辺機器もふくめて生温かいです。Inateck USB CハブスリムアルミUSB 3.1 Gen1タイプCハブアダプタを接続してSDカードからファイルを転送中、アダプタ本体は熱いです。本体と周辺機器の温度を気にしなくてよいだけでたいへん助かります。

Mac mini (M1, 2020)の最小の標準構成は、メモリ8GBですが、それでもメモリ不足を感じさせないレビューも散見され、スワップが発生してもSSDの恩恵を受けられます。ただ、外付けSSDを利用するとき、M.2 SSD(Type2280)よりSSD(2.5インチ)のほうがよいかもしれません。Mac mini (2018)にIntel 660P 1TBを接続していますが、「ディスクの不正な取り出し」が発生します。SanDisk 2.5インチでは発生していないため、USB-CとM.2のケース(チップ)か、Intel 660Pの熱を疑っています。そういう経験から、Mac mini (M1, 2020)は512GBを選択した結果、ストレスが減りました。

想像するに、MacBook Air (M1, 2020)はファンレスですから無音でしょうし、温度は上昇しないうえに、バッテリー性能が最大15時間のワイヤレスインターネットとなれば、QOLは段違いに向上しそうです。

もし、Mac mini (2020)をあえて選ぶとしたら、「これでなければならない」理由があると推測します。32bitアプリケーションや仮想環境、安定した開発環境、制作環境(デザインや音楽)などでしょうか。それらをのぞけば、M1チップ(Apple Silicon)のほうが、速度、温度のメリットを享受できます。

Mac mini 2018 との比較

  1. CPUの温度
  2. SSDの体感速度
  3. Universal対応アプリの体感速度

CPUの温度

とにかく驚きました。Mac mini (M1, 2020)は20℃前後で稼働します1。それに対して、Mac mini (2018)だと90℃前後の表示は日常茶飯事で、手をあてると排気口から空気は生温かく感じます。ログイン直後にアプリケーションが起動したり、負荷がかかったりした途端に温度表示は急上昇します。アイドリング状態で約30〜35℃です。負荷状態のMac mini (M1, 2020)の排気口から生温かい空気は流れてきていません。

SSDの体感速度

SSDのスペックが向上しているのでしょう。システム環境設定やFinderの起動や動作は、Mac mini (M1, 2020)のほうが速く感じます。ただ、Mac mini (2018)のWrite値は、SSD容量によって異なるよう2なので、1TBと2TBモデルのユーザだと、どうなのでしょう?

Universal対応アプリの体感速度

M1チップ(Apple Silicon)にネイティブ対応したアプリケーション、ChromeやVisual Studio Codeなどだと動作速度が向上していそうです。正直、TerminalをX86_64(Rosetta 2)で起動して、anyenvの環境設定したり、Hugo(Macports)でこのブログを書いたりしているときでも、Mac mini (2018)より速い?と感じたほどです。

Rosetta 2

できのよさに拍子抜けしました。anyenvでnodenvとrbenv、MacPortsでHugoは問題なく使えていますし、アプリケーション(Intel)も問題ありません。ForkLiftがたまに落ちます。PowerPC G4からIntelに乗り換えたときより快適です。

問題点

  1. スリープ解除後、ディスプレイが表示されない
  2. Big Sur(macOS 11.1)だと保存ダイアログのサイズが記憶されない(バグ)
  3. 時々、Safariが不正終了する

Mac mini (M1, 2020)にはCX241を接続しています。スリープ解除後、CX241がデスクトップを表示しないで、入力信号無しのままときがあります。そのときは、USB-C(DisplayPort出力)のケーブルを抜き差しします。この問題は、Mac mini (2018)でも発生していました。また、Mojave (macOS 10.14.6)だと、スリープ直後に再起動してしまう問題が発生します3。Mac mini (2014)では、ディスプレイ関連の問題は一度も発生していません。Mac mini (M1, 2020 / 2018)は、Apple T2 セキュリティチップが搭載された関係でしょうか、ディスプレイ関連の問題がちょくちょく発生します。

Big Sur(macOS 11.1)のバグのようですが、保存ダイアログのサイズが記憶されません。11.1.xか11.2以降のアップデートで修正されるのでしょうけど、地味に面倒です。あと、Safari がときどき不正終了します。パターンはなく突然ダウンします。再現できないので厄介です。

また、M1チップ(Apple Silicon)搭載のMacとEIZOモニタの互換性4があり、階調飛びが生じていますので、現時点では、印刷や写真の現像では使えそうにありません。こういった問題は、M1チップ(Apple Silicon)の発売前に解決しておいてよって思いますが、独自の呼称(FireWire)やLightningコネクタをいまだに使うAppleらしいというか、Apple製品を使う上での無用な負荷を強いられます。

いつ購入するか?

初物のMac miniを試してみたい気持ちを抑えられるなら2021年後半や2022年発表の機種でよいと思いました。ディスプレイの問題が残っていて、かつメモリのオプションは16GB。32GBや64GBを搭載したい方々には心もとない。とはいえ、プロフェッショナル向けのM1チップ(Apple Silicon)搭載は、これからですから購入時期に悩まないですね。

他方、ラップトップは、2021年後半や2022年まで待たなくてもよさそう。2ポートと外部ディスプレイの接続台数制限(回避策はある)に了解できれば、バッテリー性能の恩恵を受けられます。SNSでちらりと目にした方の例ですと、2020年夏にMacBook Pro 16インチの購入、4カ月後にMacBook Air (M1, 2020)を購入、その品質に衝撃を受けた一方で、MacBook Pro 16インチの下取り価格が半額になって売却(損切り)に悩まれているご様子でした。

今後、悩むとしたら形状が刷新されるときです。過去の経験から推測しますと、もろもろの不具合を発生させる可能性が高くなります。購入してから後の祭りですが、サポート期間が気になっています。Mac mini (M1, 2020)をいつまでサポートしてくれるか? 初代ですからね。M2,M3(?)と進化すれば、それにあわせてOSを設計するとして、かつ、macOSとiPadOS(iOS)の融合を予測したら、OSのサポートの長さより、快適に使えるOSのバージョンは短いかもしれないと想定しています。


  1. 温度表示のソフトウェアはiStat Menusを使っています。もしこのソフトが正確に計測できていないとしても、Mac mini (2018)とMac mini (M1, 2020)のCPUの体感温度は違います。 ↩︎

  2. https://applech2.com/archives/20181109-mac-mini-ssd-sequential-write-benchmark.html ↩︎

  3. なので、Mac mini (2018)はスリープさせない(Big Surにアップグレードすると発生しないとの情報)。 ↩︎

  4. https://www.eizo.co.jp/support/compati/pc/mac/apple-m1/ ↩︎