Windows 8.1のOneDriveが、「起動しています」の状態でハングアップ
📅 公開: 2019-12-01
結論
Windows 8.1(on VMware Fusion) のOneDriveが「起動しています」のままでハングアップして、かつOneDrive Sync Engineの停止・再起動を繰り返す場合、もし、 Microsoftアカウントを使ってログインしていたら、関連付けを解除し、ローカルアカウントでログイン。OneDriveの同期をすべてオフ。問題を解消できてから、再度、Microsoftアカウントに関連付けする。
症状
11月の中旬ぐらいからWindows 8.1(on VMWare Fusion) のOneDriveが、「起動しています」の状態でハングアップしました。
- ログイン後にOneDriveが起動
- タスクバーのアイコンが「起動しています」のまま
- しばらくしてOneDrive Sync Engineの停止
- OneDrive Sync Engineが再起動
特にOneDrive Sync Engineの停止と再起動が続き、タスクバーのアイコンが3つ並びました。
トラブルシューティングツールを使うと、OneDriveに接続できない、とのエラーが表示されます。
確認作業
- 更新プログラムの確認
- 更新プログラムのインストールの履歴を確認
- プログラムと機能の確認
原因?
- OneDrive for Businessがインストールされていた
なぜ?
Windows 8.1にはOneDriveが組み込まれています。正常に動作していました。また、 Businessのアカウントを所有していませんので、過去にインストールしていません。一瞬、マルウェアを疑いました。心当たりはなし。
修復作業(失敗)
OneDriveをオフにするか、無効にするか、アンインストールする を参照。
OneDriveアプリはWindows 8.1およびWindows RT 8.1に付属しており、アンインストールすることができません。
リンク先の対策を参考にして、トラブルシューティングを実行したところ、「OneDriveに接続できない」とのエラー。次は
- すべての同期をオフ
- OneDrive for businessをアンインストール
VMを再起動。 ログイン後に驚きの結果。
同期をオフにしているもかかわらず、 OneDriveが起動して同期しようとします。驚いたことに、 OneDrive for businessがまたインストールされています。
- 「起動しています」のままでハングアップ
- OneDrive Sync Engineの停止、再起動の繰り返し
修復作業(成功)
アプリケーションエラー「Microsof OneDrive動作が停止しました」 とほぼ同じ症状です。
フォーラム内のOneDriveの同様のエラーに絞って調べて、モデレーターの返信とリンクを調べ周りました。その中に
- Microsoftアカウント からローカルアカウントへ切り替える
対策が提示されていました。要は、Microsoftアカウント紐付けされているOneDriveをいったん解除してみるようです。
- Microsoftアカウント 「関連付けを解除する」
- ローカルアカウントへ切り替え
- ローカルアカウントにログイン
- OneDrive for businessをアンインストール
- すべての同期をオフ
- 再起動
ローカルアカウントでログインして確認。
- OneDriveが起動しない
- OneDrive for businessがアンインストールされている
- Microsoftアカウントに関連付け
- 再起動
Microsoftアカウントでログインして確認
- OneDriveが起動しない
- OneDrive for businessがアンインストールされている
問題が発生しないのを確認してから、同期をスタート。OneDriveを初めて同期するときの画面が表示されて、設定。同期中は何もせずに待ち、タスクマネージャを表示。同期完了を確認して終了。
根本は不明
結局、解決できましたが、なぜOneDrive for businessがインストールされて、かつ組み込まれているOneDriveが起動したままハングアップしていたのかは特定できませんでした。